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絵付けステンドグラス 古典に学ぶ 髪の毛と髭の表現
渡部雄吉写真集「STEINED GLASS」より「三賢王の礼拝」の部分を再現します。
強めにアラビアゴムを入れた酢どきグリザイユで、主だった線を描きます。書き終わったら、水どきグリザイユをかけた時、溶けて流れにくいように、一週間程乾燥させます。
薄目の水どきグリザイユを全体に手早く塗り、バジャーブラシで均一に広げます。
陰影を付けるため、濃い目の水どきグリザイユを入れ、バジャーブラシで広げてぼかします。
バジャーブラシの先端で、全体を軽く叩いて刷毛目抑えます。ここまでの作業を、手早く一度で終わらせます。
羽ペン、鉄ペン、針、木の棒、小筆などで、髪の毛や髭を、資料写真を見ながら削っていきます。
髪の毛や髭を削りながら、陰影の部分などに、水どきグリザイユで加筆してゆきます。終わったら焼成します。
シルバーステインを入れて、焼成します。
習作として、完成です。
終了
キルンキャストの小さな花器 ⑴
パート・ド・ヴェール 一輪挿しを作る
パート・ド・ヴェールの一つ型で、一輪挿しを作ります。
粘土で原型を作ります。一つ型で製作するため、粘土原型そのままの、かたちと厚さのガラスになります。
粘土原型が出来上がったら、塩ビ版で囲って耐火石膏を流し込みます。
石膏が硬化したら、粘土をかきだします。余分にガラスを流し込む、流し口(通称「土管」)を、
粘土で作り、耐火石膏で型取りします。石膏型は水洗いしておきます。
ステンレスの針金で、石膏型と土管を固定し、ガラス粉を充填し、焼成します。
焼成が終わったら、石膏型をはずして、水洗いし、余分なガラスを切断機でカットします。
底の部分を平面研磨機で平ら研磨します。
表面を磨いて、完成です。
電気炉に余裕があったので、他に三つの作品を同時に焼成しました。
以上